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農業利益創造研究所の人気記事TOP10! 2022年アクセスランキング

今回は、農業利益創造研究所における2022年アクセスランキングTOP10を発表いたします。様々な情報発信を行っている当研究所において、皆様の関心が高い記事は何だったのでしょうか?では、さっそく発表させていただきます。

※このランキングでは、農業利益創造研究所の2022年1月1日~12月31日のアクセスを集計しています。

人気記事ランキング 1位〜5位

第1位:2021年都道府県ランキング! 普通作経営の農業所得TOP5

堂々の第1位は、2021年の普通作農業所得TOP5を都道府県別に発表した記事です。ランキング系の記事は全体的に人気が高い傾向にありますが、その中でも特に「普通作(水稲+麦・大豆等) 」への関心は高かったのかもしれません。2020年に比べて順位がどのように変わったのかも、興味深い結果となっています。

第2位:高所得農家の現預金は? 貸借対照表から見える農業経営

第2位は、農家全体の賃借対照表を傾向分析した記事がランクインしました。自分以外の農家さんがどれくらい預金を持っているのか、固定資産額や借入金はいくらなのか、 気になる方も多いのではないでしょうか? 費用や売上の分析記事は比較的多いですが、賃借対照表そのものの分析記事は少ないので、より注目が集まったのではないかと推測しています。

第3位:これは大変だ! 原油価格や飼料・資材の高騰が農業経営を直撃!

第3位は、深刻な時事問題である飼料・燃料 ・資材の高騰によって農業経営がどのように変わるかを分析した記事です。あらゆる営農類型が大打撃を受け、特に酪農の利益はほぼゼロになるという恐ろしい予測が出てきました。なお、この分析の一部は「週刊ダイヤモンド」にも掲載され、反響をいただいています。

第4位:「農業王2022」 受賞者決定!持続可能な農業経営の実現を応援します。

第4位は、農業利益創造研究所とソリマチ株式会社が主催している「農業王 アグリエーション・アワード 2022」の紹介記事です。優れた経営内容で持続可能な優良経営(SDGs農業) を実践している農業者を表彰するアワードで、農業王を受賞した16名の方のインタビューも毎週更新で掲載していますので、合わせてお読みください。

第5位:規模拡大は万能か? 農業所得率から見る適正規模とは

第5位は、営農類型別に農家の適正規模を分析した記事がランクインしました。農家の利益向上のためには規模拡大が必要という論調がしばしば見られますが、データを見るとやみくもな規模拡大は必ずしも利益につながらないことがわかります。ちょうどいい規模を見極めて、計画的に拡大していく必要があるのです。

人気記事ランキング 6位〜10位

第6位:肉牛経営と言ってもいろいろ! 繁殖経営と肥育経営の特徴

第6位は、母牛から子牛を増やす繁殖経営と、子牛を購入して枝肉として出荷するまで育成する肥育経営の違いを読み解いた記事が選ばれました。その二つの経営内容は知っていても、経営上の違いについてはあまり知らない方が多いのではないでしょうか。基礎から始まり、それぞれの経営特徴について比較しています。

第7位:稲作農家の所得は他業種よりも高く、そして若い世代の方が高所得

第7位は、「農業は儲からない」というマイナスイメージを覆す記事が選ばれました。こちらは2021年5月に掲載されたため、今回のTOP10の中でもっとも初期の記事で、長きにわたって読まれていることになります。会社員よりも稲作農家の方が所得が高いというデータは、農業でも十分な利益を出せることの裏付けとなっています。

第8位:消費税インボイス制度で農業経営は何が変わるのか?

第8位は、今年の10月から始まるインボイス制度が農業経営に与える影響を論じた記事です。インボイス解説の記事は多くても、農業にフォーカスしたものは少ないのが現状です。農業者に求められる対応を中心に解説していますので、インボイス制度が気になる方はぜひお読みください。

第9位:AI分析で見つけた優良農家でも困っていることの共通点

第9位は、優良経営を行っている農家さんへのヒアリング結果を集計・分析した記事が選ばれました。経営で結果を出している方の経営上の悩みとは何なのか、興味を持ってお読みいただいた方も多かったのかもしれません。後半ではフリー回答に出てくる単語群を、AIを使って分析しています。

第10位:高所得稲作農家は農業機械1台で何ha稼働しているのでしょうか

高所得稲作農家は農業機械1台で何ha稼働しているのでしょうか

第10位は、世帯農業所得別に、トラクター、田植機、コンバインの保有台数や取得価額、1台当たり面積の分析比較を行った記事が選ばれました。「農業機械」をテーマにした記事はアクセスが伸びやすく、農家の方々の高い関心がうかがえます。その高額さゆえ経営を圧迫しかねない農業機械は、適切に使っていくことが求められます。

まとめ

2022年人気記事TOP10ランキングはいかがだったでしょうか。去年掲載の記事から最新の記事まで幅広く、それぞれに農業者の方が興味を持ちそうなポイントが表れていました。

農業利益創造研究所のテーマ「いかに利益を出すか」に関連した記事はもちろん、第3位の飼料・燃料・資材の高騰、第8位のインボイス制度など旬のトピックにも注目が集まっています。最新のニュースに関連した情報は、やはり関心が高いところなのでしょう。

農業利益創造研究所では、今後とも様々な角度から農業における利益創造に役立つ情報を発信してまいります。引き続き2023年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 この記事を作ったのは 農業利益創造研究所 編集部

農業者の簿記データとリサーチデータをデータサイエンスで統計分析・研究した結果を、当サイトを中心に様々なメディアを通じて情報発信することで、農業経営利益の向上に寄与することを目標としています。